Mr.C.B. ミスターシービー(7)
Mr.C.B.「ヒヒヒヒヒヒヒ~ン。」
Mr.C.B.「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」
Mr.C.B.「パカッ。」
Mr.C.B.「ヒヒ~ン、ブルルルルルルルルルルル。」
北海道・浦河の大地を想い出しながら、大きく成長していく馬である、野性の男雄児・ミスターシービー。
蹄の痛みから、休養に出されていて、東京競馬場で行われた毎日王冠から、再度レースに復帰したミスターシービーだったが、カツラギエースに競り負けて、2着でレースを終えた。
1984年10月28日・東京競馬場で行われた、第90回・天皇賞(秋)に、出走した、ミスターシービー。
野性の男雄児・ミスターシービーにとって、四冠を達成させるチャンスでもあった。
もちろん単枠指定馬で、1番人気に支持された、グッドルッキングホース・ミスターシービーは、ゼッケン番号・13番で登場するに至った。
Mr.C.B.「ヒヒ~ン、ブルルルルルルルルルルル。」
Mr.C.B.「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」
本馬場入場時から、ミスターシービーは、大きい蹄で走った。
Mr.C.B.「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」
ゲートインのスタート地点で輪のりを行っていた、ミスターシービーなどの、出走馬たちは、カポ、カポと蹄をたてながら、ファンファーレを待っていたのでした。
Mr.C.B.「ブリ、ブリ、ブリ、ブリ、ブリ。」
Mr.C.B.「ウ~~~~~~~~~~!」
Mr.C.B.「ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト。」
ミスターシービーは、大きい緑色のうんこを落として体を整えてやりました。
ファンファーレと同時に、第90回・秋の天皇賞のゲートインが始まりました、ミスターシービーは、13ゲートに収まったのです。
「ガッポン。」
ゲートオープンと同時に、第90回・秋の天皇賞のスタートが切られて行きましたが、ミスターシービーは出遅れて、後方からの競馬になったのです。
Mr.C.B.「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」
直線コースに差しかったミスターシービーは、前に出て先頭に躍り出ました。
Mr.C.B.「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」
ミスターシービーは、2着のテュデナムキング以下を抑えて、1分59秒3のレコードタイムで優勝、四冠を達成するとき共に、完全復活を果たしました。
Mr.C.B.「ヒヒ~ン、ヒヒ~ン、ヒヒ~ン、ヒヒヒヒヒヒヒ~ン!」
Mr.C.B.「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、カポ、カポ、カポ。」
Mr.C.B.「ヒヒヒヒヒヒヒ~ン!
ミスターシービーは、大きい雄叫びでいななきました。
口どり式に出た、ミスターシービーは、大きい雄叫びでいななき、よろこびました。
(それが、ミスターシービーが勝利を果たした、最後のレースになったことは、想像もつきませんでした。)
検査施設に入った、ミスターシービーは、大きいおしっこ(尿)を出してやりました。
Mr.C.B.「ニョロ、ニョロ、ニョロ、ニョロ、ニョロ、ニョロ、ニョロ、ニョロ、ニョロ。」
Mr.C.B.「バシャ~~~~~~!」
Mr.C.B.「ジャ~~~~~~~~~~!」
ミスターシービーは、大きい緑色のおしっこを出していました。
ミスターシービーは、出張厩舎ですごしていました。
Mr.C.B.「ブルルルルルルルルルルル。」
ミスターシービーは、大きい鼻息を鳴らしながら、過ごしていました。
その後、ミスターシービーは、 同じ東京競馬場で行われた、ジャパンカップにゼッケン1番で出走し駒を進めたが、カツラギエースに敗れた。
1984年12月23日に、中山競馬場で行われた、第29回・グランプリ 有馬記念にも駒を進めたが、1984年(昭和59年)の菊花賞優勝馬で、同じ三冠達成馬の皇帝馬・シンボリルドルフに敗れ、当時・ファン投票・1位を獲得した、グッドルッキングホース・ミスターシービーは、3着でレースを終えた。
1985年(昭和60年) 牡・6歳のミスターシービーは、サンケイ大阪杯から始動したが、ステートジャガーに敗れ、2着に終わった。
1985年(昭和60年)4月29日・京都競馬場で行われた、第91回・天皇賞(春)にミスターシービーは、第90回に続く連勝を目指し、出走した。
Mr.C.B.「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」
ミスターシービーは、大きい蹄で鳴らし、一旦は先頭に立ったが、スズカコバンにかわされてズルズル失速し、直線コースに入った所で、同じ三冠馬の皇帝馬・シンボリルドルフにもかわされて行き、3200メートル・2周の京都競馬場で行われた、同レースを、5着で終えた。
グッドルッキングホース・ミスターシービーが駒を進めた、最後の出走レースとなった。
ミスターシービーは、函館競馬場に移動し、休養で過ごした。
休養中にミスターシービーに異変を感じていて、獣医師に見てもらったところ、骨膜炎という、軽い炎症を起こしたことが判明、回復には、2~3週間が掛かるとの事とだった。
その為、グッドルッキングホース・ミスターシービーの今後の対応について、馬主・(株)丸沼温泉ホテル(現・(株)丸沼)と管理厩舎の松山康久調教師と協議した結果、現役引退を決めたのです。
15戦8勝の成績を残しながら、次世代の三冠馬・シンボリルドルフを倒せないまま、ミスターシービーは、競争生活から引退し、ターフを去ることになりました。
Mr.C.B.「ヒヒ~ン、ブルルルルルルルルルルル。」
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