Mr.C.B. ミスターシービー(5)
Mr.C.B.「ヒヒ~ン、ブルルルルルルルルルルル。」
Mr.C.B.「ザザ~!」
Mr.C.B.「プ~~~~~~~~~!」
Mr.C.B.「ヒヒ~~~~~~~~~ン!」
Mr.C.B.「ブリブリ。」
Mr.C.B.「ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト。」
ミスターシービーは、臭いうんち(💩)を出していました。
Mr.C.B.「ヒヒ~ン、ヒヒ~ン、ヒヒヒヒヒヒ~ン!」
9月になり、ミスターシービーは、菊花賞トライアルでもあった、京都新聞杯に参戦する為、京都競馬場に乗り込むも、ライバルのカツラギエースに敗れて、2敗目を帰すに至った。
それが、三冠レースの最終関門になる、菊花賞に挑むきっかけとなった。
ミスターシービーは、カツラギエースと対戦して、翌年(1984年)の毎日王冠でも2着に敗れるなど、3敗目・ジャパンカップでも4敗目を帰すなどの成績を残している。
1983年(昭和58年)・11月13日 京都競馬場
三冠レースの最終関門・第44回 菊花賞に、ミスターシービーは挑んだ。
「大地が弾んで、ミスターシービーだ。」とは、だれが言った言葉だろうか。
それは、当時・関西テレビ放送にアナンサーとして、在籍していた、杉本 清さん(現在・フリーアナンサーとして活躍中。)が、言った言葉だ。
他に、MBSラジオ(毎日放送ラジオ)のアナンサーとして活躍した、蜂谷 薫さん(当時)が言った、「怪物ミスターシービー、お前は怪物だ。」や、KBS京都の小崎 喧アナンサー(当時・現在 フリーアナウンサーとして活躍中。)が言った、「19年ぶり三冠達成。」など、いろいろな言葉が飛び交った記憶がある。
Mr.C.B.「カポ、カポ、カポ、カポ、カポ、カポ、カポ、カポ、カポ、カポ。」
本馬場入場と同時に、ミスターシービーは走り出した。
Mr.C.B.「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」
ミスターシービーは、大きい蹄で走りだす馬である。
ファンファーレと同時に、第44回・菊花賞のゲートインが行われた。
3000メートル(2周)を走るレース、菊花賞も第44回を迎えており、グッドルッキングホース・ミスターシービーも単枠指定馬になっていて、9番のゼッケンをつけて走り出すのである。
Mr.C.B.「ブルルルルルルルルルルル。」
ゲートオープンと同時に、第44回・菊花賞はスタートしたが、ミスターシービーが出遅れ、後方からの競馬になったのである。
Mr.C.B.「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」
正面スタンド前の直線コースを、グッドルッキングホース・ミスターシービーなどの出走馬たちは、ゴール板を通過し、2周目のコースを走る。
Mr.C.B.「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」
2周目の直線コースをミスターシービーは、先頭に躍り出るかのように上がっていった。
Mr.C.B.「パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ、パカッ。」
ミスターシービーは、1着でゴール板を通過し、19年ぶりに三冠を達成した。
Mr.C.B.「ヒヒ~ン、ヒヒ~ン、ヒヒ~ン、ヒヒヒヒヒヒヒ~ン!」
Mr.C.B.「ヒヒヒヒヒヒヒ~ン!」
ミスターシービーは、大きい雄叫びでいなないた。
Mr.C.B.「ブルルルルルルルルルルル。」
Mr.C.B.「ブルルルルルルルルルルル。」
Mr.C.B.「カポ、カポ、カポ、カポ、カポ、カポ、カポ、カポ、カポ、カポ。」
ミスターシービーは、口どり式をした後、尿検査を受けた。
Mr.C.B.「ニョロ、ニョロ、ニョロ、ニョロ、ニョロ。」
Mr.C.B.「バッシャ~~~~~~~~~~!」
Mr.C.B.「ジャ~~~~~~~~~~!」
ミスターシービーは、大きい緑色のおしっこ(尿)を出して、検査筒に入れていました。
ミスターシービーは、馬運車に乗せられて、長い道のりを、美浦トレーニングセンターの松山康久厩舎の馬房へ戻っていきました。
第44回・菊花賞から一夜明けた、美浦トレーニングセンターの松山康久厩舎の、ミスターシービーの馬房。
Mr.C.B.「ブルルルルルルルルルルル。」
Mr.C.B.「ウ~~~~~~~~~~!」
Mr.C.B.「ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト、ボト。」
ミスターシービーは、大きい緑色のうんち(💩)を落としていました。
ミスターシービーは、北海道・日高山脈の麓の浦河の牧草に育った、黒鹿毛の男馬である。
Mr.C.B.「ヒヒヒヒヒヒヒ~ン!」
ミスターシービーは、大きい鼻声でいななく馬である。
ミスターシービーは、北海道・浦河の大地を想い出しながら、大きく成長し育んでいく野性の男雄児、これが、ミスターシービーである。
Mr.C.B.「ヒヒ~ン、ヒヒ~ン、ヒヒヒヒヒヒヒ~ン、ブルルルルルルルルルルル!」
(6へ。)
0コメント